2017年11月15日(水)、都内で「ジモトチvol.01学生限定キックオフイベント『新しいとちぎのつながりをつくろう』」が開催されました。主催は、「とちぎ出身者の、とちぎ出身者による、とちぎ出身者のためのコミュニティ」を目指すJimoto TOCHIGI(ジモトトチギ、通称ジモトチ)。とちぎのたくさんの「ひと・もの・こと」に出会い、暮らしや仕事を楽しみながら、首都圏からとちぎを盛り上げているプロジェクトだそうです。
イベントの中で、ワークショップのファシリテーターを務めて来ましたので今回はその報告です。
← 会場がオシャレ!
とちぎを楽しむボードゲーム |
今回のイベントは、ジモトチとしてのキックオフイベントということで、まずは、栃木にはたくさんの「ひと・もの・こと」があるということを知ってもらうというご相談でした。ご担当者との打合せの中で、これまで制作してきたソーシャルデザインゲームを説明していくと、長野の信濃町のイベントで制作したライフスタイル妄想ゲームが最もしっくり来たようでしたので、そちらのゲームをリニューアルすることになりました。
こんな感じ。ジモトチの可愛いロゴは先方のデザインです。
← ゲームで使用したカード
この「ライフスタイル妄想ゲーム」でポイントとしたのは、次の3点。
・ルールが簡単ですぐにあそべる
・プレイしながら栃木のことを知ることができる
・栃木への知識の多寡に関係なくあそべる(参加のハードルが低い)
こういったポイントを踏まえながら作成しています。
当日、ワークショップの冒頭でまずはアイスブレイクとして「ストーリーキューブス」からプレイ。「自己紹介ゲーム」と「ストーリーリレー」を行い、テーブルの温度を高めます。
その後、メインの「とちぎを楽しむボードゲーム」へ移行。配布されたカードをうまく活用して、自分の目標を達成していくゲームです。最後にお互いの評価もするので、素晴らしい(面白い)プレゼンが必要。みんな、手持ちのカードと目標カードを見ながらウンウン唸っていました。
← ワイワイとワークショップは進む
妄想の「質」と「量」を上げる大切さ |
ワークショップは和気あいあいと進み、最後は全てのグループから代表者が発表を行いました。「僕は市長になる!」という人や「私は東京の魅力を栃木で発信するビジネスを始めます」など様々な発表があり、会場からは絶え間なく笑い声が聞こえました。
最後に、まとめとして伝えさせていただいたのは「妄想の「質」と「量」を上げましょう」というメッセージです。
「妄想」とは「考える」ということ。また、「自分」というフィルターを通して考えることになります。栃木への移住やデュアルライフを考えた時に、「自分だったら栃木でこんな生活(働き方)をするなぁ」と想像(妄想)することは非常に重要です。そして、ただ妄想するのではなく、その「質」と「量」を上げることが重要。
「質」を上げるということは、妄想を多角的に、リアリティを持って行う必要があります。そのためには、学ぶことが必要です。知ることが必要です。今回のようなイベントへの参加や、本を読むのも良いですし、栃木の移住者へヒアリングするのも良いでしょう。そうしたインストールをしていくことで妄想の「質」は上がります。
「量」を上げるということは、妄想する時間や、妄想のバリエーションを増やす必要があります。そのためには、自分で時間を作ることはもちろん、多くの仲間と繋がり、たくさんの考えを知ることで妄想のバリエーションが増えていきます。
この「質」と「量」は相互に干渉し、より良い妄想へと繋がります。良い妄想が良いアクションへ繋がるので、まずは良い妄想を行いましょうね!とお伝えしてきました。
当日のワークショップ以外の様子等はジモトチさんのレポートにまとめられています。ご覧ください↓