【研修報告】川崎市協働・連携研修~シン・コミュニケーション~

 

<ボードゲームを活用したコミュニケーショ研修>

2017年7月4日(火)、川崎市 にて「協働・連携研修~シン・コミュニケーション~」を担当させていただきました。
主催は市民文化局コミュニティ推進部協働・連携推進課の研修で、研修の対象は川崎市役所の全職員になります。
約30名の立候補があったとのことで、3時間半、熱を持って取り組みました。
講師としても非常に楽しく、学びのある研修でした。

 

 
<ご依頼とご提案>

2ヶ月くらい前に、協働・連携推進課の方から最初にご依頼を受けた際は「協働をシミュレーションできるような ボードゲーム」というご依頼でした。
ただ、色々とお話を伺っていると、結局、根っこのところは市民とのコミュニケーション不良がボトルネックだと感じたため、コミュニケーション能力を変質させるような研修はいかがか?とご提案させていただき、ご快諾いただいた、という流れになります。

 


<研修に込めたメッセージ>

研修内容を企画していく際に常に考えていたのは「この研修を受けたことにより、翌日から職員の方のコミュニケーションが少しでも変革すること」になります。
つまり、心に刺さるようなメッセージと、分かりやすい具体的な(すぐに取りかかれる)アクションをお伝えしたいと思いました。

そういった意味ではボードゲームは非常に適しています。
ボードゲームのプレイを通して、アクションの練習になりますし、プレイ後のふりかえりでメッセージを伝えることもできます。

実際に参加者の方から「今日は体験型研修で非常に学びがあった。ボードゲームであそんでいる時に分からなかったポイントを後で教えてもらうことで、なるほど!と思うことばかりだった」というお言葉をいただき、まさに狙ったとおりの流れができたかと思います。

 


<当日の流れ>

研修の構成は、最初に個人ワーク。
「コミュニケーションとは何か?」「日頃、コミュニケーション上でどんな課題を感じているか?」という部分から入り、まずは、コミュニケーションというものの自分なりの定義づけと、日々の課題の確認をしっかりと行います。
ここを行わないと、ただのゲーム会ですよね(笑)

その後、個人ワークの内容をグループ内でシェア。この時、講師から「一人1分間で」という指示があったにも関わらず、それを守れたのは5班中、3班でした。

そして、メインイベントのゲームタイムに突入。

使用したゲームは「ストーリーキューブス」「ディクシット」「THE GAME」「ブラックストーリーズ」の4つ。
それぞれがコミュニケーションという視点から、異なるポイントを持っているゲームです。

ゲームの体験 ⇔ ポイントの解説 を繰り返しながら進めることが大切。
このフェーズを入れることにより、「体験」が「知識」を得て、「知恵」へ昇華されます。
参加者の感想を読む限り、この進め方で良かったと思われます。

4つのゲームが終わってから、ふりかえりワークを行い、今日一日の気づきを個人で書き出してからグループシェア。非常に多くの気づきがあったようです。

最後に、講師から全体のネタばらし「シン・コミュニケーションとは何か」という構成でした。

3時間で予定していた研修を約30分延ばしてしまったのは申し訳なかったのですが、参加者の皆さんがあまりにもゲームに熱中していたので、途中でストップをかけることなどできず、でした! THE GAMEが特に熱かったですね。

後日アンケートでは、参加者の95%が最高評価を下さったので、うまく行ったと思われます(o^^o)

これまで、ボードゲームの講演会はしていても、「ボードゲーム×コミュニケーション」の研修は初めてだったので上手くいくか不安でしたが、これは良いと確信しました。

研修の相談があればお待ちしておりまーす!

<当日の様子>

 

 

 

 

↑「ストーリーキューブス」でアイスブレイク。このゲームの重要ポイントをご存知ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑「Dixit」は外せません。「Dixit=感性」で括るのは勿体ないです。このゲームはもっとたくさんの気づきがありますよ。

 

 

 

 

↑「THE GAME」は「会議」と同じなんです。その心は・・・!?

 


<参加者の感想>

・上手くコミュニケーションを取るために会話を引き出したり、言っていることを理解するなどゲームを通して楽しく学ぶことができた
・ゲームで遊んでいるようでコミュニケーションの基本を振り返ることができ、改めて自分の行動を見直すきっかけになった
・斬新な企画で、遊びを入り口にしながらコミュニケーションの質を上げるとてもよい取組み
・研修の内容を復習し、業務に役立てられるようにしていきたい
・コミュニケーションについてとても楽しく学ぶことができた
・ゲームを取り入れた研修は初めてだったので、楽しみながら受講できた
・ボードゲームはコミュニケーションツールだけではなく、その他(教育など)にも活用できそうだった
・相手の性格など先入観を捨てて相手の立場になって考えることの大切さを改めて学んだ
・業務上のコミュニケーションに役立てると思った
・ゲームそのものも楽しかったが、コミュニケーションの要素を考えたことがなかったので、その視点が得られて有意義だった
・受講するまでゲームとコミュニケーションの関係がわからなかったが、ゲームを通したコミュニケーションの面白さや素晴らしさを実感できた
・楽しみながらコミュニケーションの問題点、ポイントを理解できた
・予測不能な内容だった。斬新でよい
・とても大切なことがいつの間にかわかっていた

 

 


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