【熊本復興支援】第1回スマイルボードゲームキャラバンの報告

投稿日:

 

<はじめに>

 

企画の趣旨等は、こちらの記事をご参照ください。 ↓

【熊本復興支援】ボードゲームの寄付を募っています!

 

2016年5月15日(日)にホームページで募集を開始し、5月27日(金)までの間に、最終的に62(個人・団体含む)の方々から、総計410個のボードゲームを寄付していただくことができました!

 

正直に言って想定の何倍もの寄付でした。ご協力いただき本当にありがとうございます!

 

ボードゲームに関しては、今回の訪問で全てを配りきることができなかったので、時期を置いてもう一度訪問したいと考えています。

 

今回の記事では、訪問の記録と、全体を通しての所感、寄贈先一覧、協力者一覧をまとめています。今後、支援ボランティアを行いたいという方々の参考になるように、苦労話などや悩みも入れましたので、決して「明るい&楽しい」だけの記事にはなっていません。

 

やや長文にはなりますが、ご覧いただけますと幸いです。

 

 


<訪問の記録>

 

2016年6月1日(水)~4日(土)の4日間の記録になります。こちらは事実のみをまとめます。所感は次の項にてまとめています。

 

1.6月1日(水)

まず、秋津小学校へ訪問。クラスは3-3、3-1の順だったかと思います。それぞれ1時限(45分間)でした。

ここでいきなりトラブル! 熊本市街は災害の影響もあり渋滞がひどくて、最初のクラスへの訪問が20分遅れてしまいました! これは本当に申し訳なかったです。今後、熊本へ訪問される方は、十分に時間の余裕を持って行動されることをオススメします。(60分の距離が90分かかりました)。

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※秋津小学校は写真の許可が下りなかったため、別の写真です。和みますね。

 

夕方から広安西小学校の学童へ移動しました。広安西小学校は今回、最も被害の大きかった益城町にある小学校です。そのため、校庭はボランティア関連の自動車がたくさん止めてありました。ここで、美癒隊の田中さんと合流です。彼女は今回、色々と地元とのコーディネートをしてくださった方です。この日、お手伝いに来てくれました!

そしてここで2つ目のトラブル! 到着したら校庭まで迎えが来るはずだったのですが、一向に来ない! 開始時間になっても来ないので、仕方なく自分たちで5年生の教室を探し当てることに。教室に着いたら着いたで、子どもたちは「え?(ボードゲームやるなんて)聞いてないんですけど・・・? 僕ら宿題やらないといけないんですけど」というリアクション。

田中さんと顔を見合わせつつも、宿題が終わってゲームがやりたい子どもだけを集めて、教室の端であそび始めました。すると今度は「うるさくて集中できないので、別のところへ行ってください」とのこと。ガーン。。。 支援ボランティアの厳しさを感じながらも空き教室へ移動し、そこでようやく落ち着いてゲームを紹介することができました。

 

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元々学童に置いてあったとのことでレシピをあそぶ子どもたち。

 

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男子はおばけキャッチで盛り上がっていました。

 

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集合写真!

 

学童の時間が終わり、見守りの時間に。見守りの時間は親御さんが迎えに来る子どもたちが学年ごちゃまぜで図書館に集まっていました。図書館の美しさに感動したのですが、それは置いておいてここでもゲームを紹介しました! 今度は低学年も混ざって楽しそうにあそんでいましたよ!

 

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年齢に合わせて、色々なゲームを紹介させてもらいました!

 

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最後は広安小学校の校長先生にボードゲームを寄贈です。一番ボードゲームにハマったM君を「君、ボードゲーム大臣ね。学校にボードゲーム流行らせてね」とお願いしておいたので、その後どうなっているか楽しみです。

 

 

2.6月2日(木)

午前中は昨日に引き続き、秋津小学校です。3年生の残りの1クラス(確か3-2?)を訪問しました! 昨日、遅刻をするという失態をしたので、この日は1時間前に小学校にスタンバイしていました(慎重派)。

昨日の2クラスには「ドブル」を紹介するだけで時間切れだったのですが、本日はドブルに加えて「ペンギンパーティー」を紹介しました。子どもたちはドブルだけでも十分に盛り上がっているのですが、ゲームは適度に切り替える必要があると考えています。ゲーム選定の意図は訪問記録ではないので別記事にまとめたいと思います。(ゲームを語ったら、非常に長くなりそうなので・笑)

 

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本日も写真NGなので、こちらをご紹介。可愛すぎです。みんな、勝手な行動なんてしていなかったですよ。とっても良い子たちでした!

 

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ちなみに、こちらが小学校への寄贈ボードゲームセット。あとは学校ごとに異なったゲームを若干プラスしています。

 

午後は田中さんの紹介で滝尾幼稚園を訪問! 先生方にゲームのルールをお伝えして来ました。園児たちにあそんでもらえると嬉しいなあと思います。

 

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近くにいた園児たちと記念写真。

 

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滝尾幼稚園に寄贈した一式。4歳児からあそべるゲームを揃えています。

 

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夕方は広安小学校の学童を訪問。広安小学校も益城町なので、昨日の広安西小学校と同様、ボランティアの方々の自動車が校庭にたくさん駐車してありました。

 

ここで3つ目のトラブル!

事前に伺っていたのは「学童は2クラスある」という情報だったので、てっきり2つの教室で実施していると思ったら、まさかの建物が違う!! 「これでは同時に2クラス対応できない!」 とピンチだったのですが、幸い、田中さんとそのお友達の方がヘルプで来てくださったので、片方のクラスをお任せすることで何とかなりました。それでも、僕は50名のクラス、田中さんたちは20~30名のクラスと、てんやわんやでした。

 

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1~3年生が元気に走り回っており、なかなかの修羅場でした! さすがに低学年50名を一人でまとめるのは無理がありました。説明が行き届かない子どもたちは飽きて走り始めてしまいます。これは反省です。

 

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子どもたちと記念写真!

 

3.6月3日(金)

3日目は熊本市南区にある隈庄小学校へ訪問です。こちらの小学校はこの日、5年生を対象に1~6限までボードゲームのために調整してくださいました! さらに、保護者の方々にも呼び掛けてくださり、親御さんも数名参加! 本当にありがたいです!

 

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まず、1~2限は5-1からです。

 

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ルール説明。みんなでふむふむ。

 

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先生が当然のようにテーブルに入るのが本当に素晴らしいと思いました。「子どもと大人が対等にあそぶ」はわくラボが大切にしているモットーです。

 

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時間がたっぶりあるので、各クラス3つずつゲームを紹介! 5-1は「ドブル」「ペンギンパーティー」「ファウナジュニア」です。やはりこの位(90分間)あそぶと、非常に満足度が高いですね。

 

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5-1で記念撮影♪

 

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続いて3~4限は5-2です。ここも当然のように先生が加わります。素晴らしい学校!

 

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「ルール説明、手伝ってくれる班!?」って呼びかけると「はいはいはいはい!!!」と。クラスの一体感が凄かったです。

 

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5-2は「ドブル」「レシピ」「ハゲタカのえじき」を紹介! 少しずつゲームを変更しているのは、クラスごとにゲームを少し変えたほうが、お互いにルールを教えあえると考えたためです。

 

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「連絡ワクラボって何ー!?」ってところも含めて可愛かったのです。

 

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5-2で記念撮影!

 

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ラスト、5~6限は5-3です!

 

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先生参加はお約束。なんと教頭先生も参加しに来てくれました! ありがたい!

 

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とっても楽しそうです! 5-3では「ドブル」「ペンギンパーティー」「ハゲタカのえじき」を紹介!

 

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今回のベストショット! まさに「スマイル」ボードゲームキャラバンです!

 

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今後の参考にするために全クラスで行ったアンケート。どのゲームが楽しかったかを調査しました。

 

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5-3で記念撮影!

 

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最後に教頭先生にボードゲームを寄贈して隈庄小学校を後にしました。

 

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日が暮れるまで少し時間があったので、熊本市街へ。益城町は全壊の建物が多かったです。

 

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4.6月4日(土)

最終日。この日は休日だったので、学校関連のアポは取れず、避難所への訪問となりました。と言っても、このアポが特に大変で、避難所の状況が日々どれだけ変化しているのかを考えさせられました。訪問OKと訪問NGが二転三転したのをよく覚えています。

 

今回、ボランティアへの同行を申し出てくださった方々が数名いらっしゃるのですが、基本的に皆さんお断りさせていただきました。その理由がまさにこれで、いざ東京から熊本まで一緒に行ったは良いが、当日になって「訪問できない」となった際に責任が取れないからです。それが旧知の仲の友人ならともかく、今回のプロジェクトに共感してくださった初対面の方にそんなリスクを負わせられないため一律お断りした、という経緯があります。

 

訪問先の話に戻ります。訪問したのは御船町の御船小学校の避難所(体育館)です。避難所の中で騒ぐわけにはいかないので、渡り廊下で子どもたちとあそぶことになりました。

 

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この日はボランティアで、福岡からツムラクリエイションの津村さんがお手伝いに来てくれました! 上の話と矛盾するようですが、福岡~熊本は車で1時間ちょっとなので、津村さんには当日が中止になるリスクもお伝えしたうえで、当日朝に最終連絡をして来ていただいています。

 

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ボードゲームの一つの良さは身軽であることです。テーブル(椅子もほしいけど)さえあれば、すぐにそこはあそび場になります。約4時間、子どもたちと色々なゲームであそびました。

 

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この日のゲームは御船町スポーツセンター※へ寄贈させていただきました。

 

※御船小学校の避難所は6月6日に解体し、すぐ近くの御船町スポーツセンターに統合されるのだそうです(6月4日時点の情報)。つまり、我々は避難所があと2日で解体される、そんなとんでもないタイミングに訪問をしてしまったことが最後になって分かりました。それは状況が二転三転するはずです。まさに大人にとって、あそんでいる場合ではなかったのでしょう。それでも受け入れてくださった、ボランティアセンターに厚く御礼を申し上げたいと思います。

 

後日談。滞在期間中に伺えなかったのですが、宇土中学校・高等学校にも田中さん経由でボードゲームを寄贈しました。

 

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儀にこんな写真を送ってくれました! いっぱいあそんで仲良くなってもらえると嬉しいです!

 

 


<全体所感>

1.訪問のタイミングと訪問先について

発災が4月14日(木)・16日(土)。本プロジェクトは6月1日(水)~4日(土)だったので、1ヶ月半が経過してからの訪問となりました。

 

訪問をするタイミングは最も悩んだポイントでした。

 

早すぎると迷惑ですし、遅すぎると「今さら何をしに来ているの?」という指摘を受ける可能性もあります。プロジェクト自体は発災後すぐに思い付いたのですが、タイミングと内容を検討した結果、6月上旬を選びました(もちろんアポイントの都合もあります)。このタイミングが早かったのか、ちょうど良かったのか、それとも遅かったのか、という点は今でも分かりません。

 

これについては、訪問先ごとの所感を述べたいと思います。特に、支援ボランティアに行こうという方にとっては、訪問先に「迷惑」をかけることが最も避けたいのではないでしょうか? その視点も加えて評価したいと思います。

 

 

今回、訪問のアポイントが取れたのは、幼稚園、小学校、学童、避難所という4つになります。アポイント無しでの訪問は一つもしていません。

 

まず、滝尾幼稚園については、先生方に寄贈し、ルールをお伝えしただけなので、特に問題はなかったと思います。園児たちのリアクションが見れなかったことは残念ですが、少なくとも迷惑はかけていなかったと思われます。その後、まったくあそばれなかった場合は、先生の時間を奪ったことと、あそばない物を置いてきたという迷惑になるのですが、そうでないと信じたいと思います。

 

次に小学校についてです。秋津小学校と隈庄小学校の2校です。こちらの2校に関してはとても喜んでいただくことができました。

「子どもたちは本当に楽しかったようで、また来てほしいと言っている。もしもまた熊本に来る機会があれば、今度は是非別の学年でお願いしたい」

いう嬉しい言葉をいただきましたので、一定の評価を得たと言えると思います。なお、訪問のタイミングとしては、短縮授業の日もあるようですが、基本的には通常のカリキュラムに戻っており、訪問が早すぎる、ということはなかったのではないかと思います。

 

 

続いて学童についてです。今回訪問した学童は、広安小学校と広安西小学校という2つでした。これらは両方とも益城町という一番被害の大きかったエリアなので、正直なところ、若干無理をして受け入れてくださったのではないかという印象を持ちました。ただし、これは「学童」だから、と言うよりも、「一番被害の大きかったエリア」だったからなのではないかと思います。

それでも、学童の指導員さんから嬉しい言葉をいただいたのでご紹介します。

「震災以来、子どもたちは怖くて外であそぼうとしない。だから、室内でこれだけ楽しいあそびがあることは本当にありがたい」

とのことです。この学童ではきっと、寄贈したボードゲームが活躍していることでしょう。

以上より、受け入れ態勢という点からすると早かったかもしれませんが、子ども視点から言えば、むしろ遅いくらいだったのかもしれません。

 

 

最後に避難所です。前述したとおり、今回訪問した避難所は2日後に解体を控えているというとんでもないタイミングでした。そのため、体育館内の被災者やボランティアスタッフも皆さんピリピリしているのが伝わってきて非常に緊張しました。この避難所については、迷惑をかけてしまったと思っています。もちろん、子どもたちにではなく、ボランティアスタッフの方々にです。

「室内履き持ってきてる?」と冒頭に聞かれ、「無い」と答えた時の、「うわ~」という顔が忘れられません。きっとこのような準備不足・情報不足の支援ボランティアが毎日のように押しかけるのでしょう。

避難所という場所の難しさが身に沁みました。このプロジェクトを公表した当初、Twtterなどで、「避難所はたくさんあるんだから、どこか行けるんじゃない」というお言葉もいただきましたが、なかなか難しいですね。

なお、難しさの原因の一つは「ボードゲームの認知度の低さ」も関連していると思っています。アポイントを取る際に、何度も「それで? ボードゲームって何ですか? オセロみたいなのをやりに来るってこと?」と言われました(笑) 当日も、「え? 机やイスが必要なんですか!?」という話になり、さらに迷惑をかけるという申し訳なさ。

以上より、避難所への訪問はまだ早かったのではないかと思っています。ただし、例外として、避難所側からオファーがあった場合は、時期は関係ないと思います。避難所の状況が落ち着いていない状況で、こちらからお願いして訪問する場合に迷惑に繋がるのではないかという結論です。

 

なお、上記の全ての評価はもちろん「ボードゲームを持って訪問する」というプロジェクトを主軸に置いてのものなので、例えばガレキ撤去や炊き出しのボランティアであれば、まったく事情は違うと思いますので、その点はご承知おきください。 

 

 

2.子どもたちの反応について

子どもたちがボードゲームを前にした時の反応については、神奈川と熊本に違いはないと感じています。みんな初めて見るゲームに目をキラキラと輝かせ、本当に楽しそうにあそんでくれました。

 

夢中であそんでいるため、友達同士で揉めてしまい、3年生のクラスでは必ず1人は泣く子が出たのですが、今後は寄贈したボードゲームでのあそびを通して、「お友達と仲良くあそぶ」ということを学んでくれたら嬉しいなぁと思っています。また、盛り上がり過ぎて、鼻血を出してしまった子どもがいたのも良い思い出です。

 

被災後、子どもには様々な症状が出るといいます。夜眠れなくなったり、親と離れたくないと言い出したり、甘えん坊になったり。これらは災害が与えた不安が子どもに大きく影響を与えているのは間違いないでしょう。それらの症状はやはり熊本の子どもたちにも出ていたようです。

今回のスマイルボードゲームキャラバン1回でそれらが改善されるとは思いませんが、これがきっかけでそうした症状が少しでも緩和されれば嬉しいと思っています。

 

なお、子どもの置かれている環境で心に残った出来事を報告します。

 

最終日に訪問した避難所にて。午前中から4時間、子どもたちとボードゲームであそんでいました。とても楽しそうにあそんでいたのですが、我々の滞在時間が終了し、帰ることを伝えると、それぞれ大人しく避難所(体育館)に戻っていきました。そして、避難所の中の共有スペース(TVとパイプ椅子が数脚置いてあるスペース)に一人で座り、静かにTVを見始めました。

 

あの光景が忘れられません。今回訪問した小学校では「帰る」と伝えても、子どもたちが群がって来て色々と質問攻めにあったものですが(そこが可愛い)、その反応とあまりにも対照的で、子どもらしくないという印象を受けました。

これは推測ですが、避難所にいる子どもたちにとっては、【日替わりの支援ボランティア】に慣れているのかな?と。そのため、大人が「帰る」と言えば、引き留めようが「帰る」ことを知っているし、場合によってはまた次の日に別の大人が来ることを知っているのかな?と感じました。

 

スマイルボードゲームキャラバンの一つの目的は、「子どもたち(大人も)にボードゲームを伝え、寄贈することにより、我々が帰った後もボードゲームであそんでもらえるようにすること」だったのですが、果たしてあの避難所のあの子どもは我々が帰った後、寄贈したボードゲームであそんでくれているのでしょうか。ボードゲームの「寄贈」が大切なのか、それともボードゲームで「一緒にあそぶ(時間や場を設ける)」ことが大切なのか、改めて考えさせられました。

 

  

3.今後について

今回は「(子どもを中心とした)心のケア」が目的でした。「子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごし笑顔になってもらうこと」、「我々が帰った後も、ボードゲームを通じて楽しい時間を過ごしてもらうこと」という2点です。企画名称のとおり、「スマイル」が大切なキーワードなので、その点からすると、たくさんの子どもの笑顔を見ることができたことは素直に良かったと思っています。

 

冒頭で述べたとおり、皆さんから寄付していただいたボードゲームが一部残っていますので、時期は未定ですが再訪問するつもりです。次回訪問する際は、今回よりも現地の状況は落ち着いているはずなので、「スマイル」に加えて以下の2点も大切にできればと考えています。

 

・学校を訪問するのであれば、親を対象に講演会&体験会も併せて実施することにより、現代の子どものあそび環境に対してボードゲームが担える役割を伝える。

 

・避難所(仮設市街地)であれば、多世代であそんでいただくことにより、世代を超えて様々な人同士がすぐにあそべることを伝える。また、ボードゲーム(あそび)が人と人をつなぐ潤滑油になることを伝える。

 

という2点です。

 

しかし、いずれにせよ一番大事なのは「我々が何を伝えたいか?」ではなく、「現地にとって何が最も必要か?」です。つまり、「スマイル」が目的であって、「ボードゲーム」は手段であるべきなのです。その点をしっかりと考え、決して独りよがりにならないよう気を付けたいと思います。

 

次回もたくさんの方々の笑顔が見れるように頑張りたいと思います!!

 

 


<おわりに>

 

寄付や、情報拡散、当日ボランティアなど、趣旨に賛同しご協力いただいた方々、

突然のお願いにも関わらず快く受け入れてくださった現地の方々、

現地の方々と我々を繋いでくれたコーディネーターさん(田中さん、万江さん、真道さん)、

そして一緒にあそんでくれた子どもたち、

本当にありがとうございました!

熊本の一日も早い復興をお祈りしています。

 

 


<寄贈先一覧>

 

第1回スマイルボードゲームキャラバンにて寄贈したのは以下のとおりです。9箇所への寄贈となりました。

 

秋津小学校

広安西小学校

滝尾幼稚園

広安小学校 学童 広安あすなろクラブ

広安小学校 学童 広安さくらんぼクラブ

隈庄小学校

一般社団法人 美癒隊 (設立準備中)

御船町スポーツセンター

宇土中学校・高等学校 バスケットボール部

 

 


<協力者一覧>

 

第1回スマイルボードゲームキャラバンにて寄付にご協力いただいた方々は以下のとおりです。敬称略、順不同にてご紹介いたします。なお、「TC=おもちゃコンサルタント」、「TCM=おもちゃコンサルタントマスター」という表記です。

  

広岡希美

頭金多絵(TCM)

Cygnusゲーム会一同

OKAZU brand

Toys&Games Navel あだちヒロシ(TC)

(株)Kleeblatt 代表取締役 畑直樹(TC)

ペンとサイコロ ろい

近藤百合子

いっぽ どうぶつしょうぎを育てる会

白石恵美子(TCM)

ホッパーエンターテイメント 小倉ダイスケ(TC)

秦野慎一郎

ハンズオントーイ キンダーリープ

武田真理恵(TCM)

大塚徹(TC)

遠藤 正和

こども将棋教室ポポ有志

楽々亭 楽々

ちゃぶだいげえむず

北名古屋ボードゲーム交流会「るどふぃ~る」

金田由紀子(TC)

キュリアス 石倉詩子(TC)

十河昭雄

マーチヘアゲームス

有泉誠浩(TC)

高松航洋(TC)

井上春佳

Spiel-Bande

いつき

山崎康光

真島達

ミスボド

らてぃす

中嶋智英

つかぽん

サラダ館白鳥店

奈良カフェ アナログゲーム部 / よしだTOY’S

ツムラクリエイション 津村修二(TC)

つみきや

ボドゲイム

Sファミリー

つくえゲームズ

有限会社ワンドロー 木皿儀隼一

サイ企画 居椿善久

EJIN研究所 江神号

アソビCafe

でじ

鶴巻玲雄

中里佳隆(TC)

カワイ

上野哲

山岡哲也

松本尚浩

松本美穂

安藤智恵美

安藤哲也(TC)

 

以上、62(個人・団体含む)の方々より、寄贈ボードゲームの総計は410個でした。

なお、匿名希望の方は、一覧に掲載していませんので、62という数字はそれらの方々を加えてのものになります。

 

 

 


以上を、第1回スマイルボードゲームキャラバンの報告とさせていただきます。

ご覧いただき、ありがとうございました!

 


コメント コメントを追加

  1. やまざき より:

    詳しいご報告ありがとうございました。色々思うところがありました。
    今回のキャラバンで熊本の子供達に種をまいて、ボードゲームが広がる(かもしれない)ことを期待するのと同時に、このレポートで、贈る側の我々にも何かしらの種がまかれたように思います。

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